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▼熊本災害派遣へ
4月14日に熊本・大分大震災が発生。
ニュースを見て、自分も何かお手伝いがしたいと思っていた所、日本薬剤師会より「熊本災害派遣薬剤師」の募集FAXが飛び込んできました。
早速 申込み、福島薬剤師会より”いわき市の赤津先生”、”郡山市の山口先生”と”私”の福島隊3名が結成されました。
なんと、赤津先生は4月末にも行っており2回目の派遣とな!!脱帽です。
新幹線 → 羽田空港 → 熊本空港 と乗り継ぎ、レンタカーで一路「熊本県薬剤師会館」へ。
熊本県薬剤師会対策本部前でパチリ。
我々福島隊は、益城町福祉センターへ派遣が決まりました。
「ま・し・き」って確か、震源地だったような・・・・(ちょっと不安)
不安をよそに現地到着。
なんとそこには、キャンピングカーを改造した災害時における医薬品の調剤など薬局機能を有した ”災害対策医薬品供給車両” (モバイルファーマシー:MP)が待機していました。すごい!!
全国に4台しかなく、宮城県、広島県、和歌山県、そして今回お世話になった大分県薬剤師会さんのMP。
トイレ、バッテリーや発電機も搭載。居住スペースもあるとな!!
MPの内部には、医薬品も90種類をそろえ、電子天秤、分包機完備、動く調剤室という感じ。
今回の業務は、
@MP(モバイルファーマシー)調剤業務
センターに派遣されている、日赤医療チームなどDMATやJMAT(日本医師会災害医療チーム)、自衛隊医療チームが診察し、災害処方箋を発行。
その処方箋を元にMPで調剤し、投薬コーナーで服薬指導。
日本赤十字社のDMAT(災害派遣医療チーム)
ユニホームが統一され、かっこいいですね。
AOTC(一般用医薬品)の対応
モバイルファーマシーに隣接されているOTC棚。
受診する程ではないが、軽い頭痛や胃薬、便秘薬やシップ剤など 最少量を相談によりお渡し。
OTCコーナー けっこうそろっている。
へたな薬局よりたくさん陳列されているぞ!!
B巡回業務
近隣の小さな避難所を回り、保健師さんと一緒に健康相談、くすりの相談をする。
途中、益城町周辺を巡回すると損壊した家屋が多数。
5年前の3.11を思い出す・・・・・。
Cその他
避難所の二酸化炭素測定
ノロウィルス対策での消毒液作りや消毒などなど
毎日、朝8:30と夜7:00にミーティングで報告や指示があり、実働11時間〜12時間のけっこうキツイ作業です。
朝のミーティング風景。
このカウンターがくすりの投薬&服薬指導スペース。
DMATの医師と薬剤師(中央の2人)と記念にパチリ。
なんと厚生労働省のお役人も、モバイルファーマシーを見学にきました。
そこで私は、大胆にもお役人様達へモバイルファーマシーの必要性を訴えました。
『現在、全国に4台しかない!! せめて地域に1台ずつ配置してはどうか』と・・・・。
後で聞いた話だが、国も検討をはじめたとうわさが・・・・
ひょっとして私の一言が国を動かしたかも・・・・。 やった!!
最後に、本当に疲れました。
お昼の風景
お湯を入れ15分で五目チャーハンのできあがり
味もまずまず
食事も朝昼はインスタント類(夜は普段食だが)、寝床は熊本県薬剤師会館の会議室の床に寝袋と大変でしたが、
地元の方々に『わざわざ福島から来とっと?!』『ありがとう』と大変感謝されたこと忘れません。
福島も立ち直りつつあります。皆様も頑張ってください。
センターのボス 熊本薬剤師会小林先生、更にリーダーの高松先生はじめとする東京隊、長崎隊、岩手隊、大分隊、山口隊、北海道隊の皆様、お疲れ様でした。
そしてありがとうございました。
小林先生
長崎隊と一緒にパチリ
最終日の福島隊
仕事をやりとげ”ドヤ顔”