薬草
薬草とは、薬用に用いる植物の総称。
そのまま摂取、塗布するほか、簡単な加工により有効成分を抽出して用いられる。
草だけでなく、木も使われる。植物全体を使用するものは比較的少なく、有効成分が多く含まれる根皮、樹皮、葉、花などを使用する。
センブリ 第3類医薬品
各地に野生する日本の民間薬の代表格とも言うべき薬草で、秋に白色五弁花をつける2年草。
実物を知らない人でも、「センブリ」、「当薬」の名を聞けば、「苦い」という答えがすぐ出るほどのもの。
苦味健胃作用があり、消化不良、食欲不振に用いる。
センブリの苦味は口の中に残るという欠点があるが、苦味が舌先を刺激して、反射的に胃の働きを活発にする。
▼薬効と使い方
健胃、胃や腸の痛み
粉末1回量0.03~0.05gを食欲のないときは食前30分ぐらいに、その他のときは食後すぐに、そのまま(オブラートなどを使わず)服用する。
煎じて用いるときは、1日量0.3~1.5gを用いる。胃・腸が痛むときも同様に用いる。
▼販売価格
10g 1,045円(込み)※令和7年3月現在の価格です。変動する可能性があります。
ゲンノショウコ 第3類医薬品
夏の土用の丑の日ごろになると、全国各地でこの花が満開になる。
花は径1.5cmぐらい、花弁は5枚で白色または紫紅色。白色の花弁には薄紅色の5本の脈が通り、紫紅色の花弁の脈は濃紅色である。
同じゲンノショウコでも東日本は白、西日本は紫紅色の花が咲く。
薬草としてよく知られ、日本三大民間薬のひとつに数えられる。
▼薬効と使い方
下痢止め
1日量20gを水400ccで半量になるまで煎じて服用する。便通にも効果がある。
▼販売価格
250g 1,760円(込み)※令和7年3月現在の価格です。変動する可能性があります。
500g 2,860円(込み)※令和7年3月現在の価格です。変動する可能性があります。
ドクダミ(ジュウヤク) 第3類医薬品
地下茎は白く、盛んに枝分かれして伸び、茎は20~50cm。葉は広卵心型で無毛。葉の付け根に托葉がある。
4枚の白い花弁のよう見えるのは、実は葉に近い性質の苞で、真の花は中央に棒のように伸びた花茎の周囲に、花弁もがく片もなく、雄しべ、雌しべだけを持った小さな花が密生している。黄色に見えるのは雄しべの先端の葯(花粉粒の袋)である。
北海道の南部から本州、四国、九州と各地の陰地に普通に野生する多年草で、東アジアに広く分布する。
名前にドクとあるが、ドクダミは無毒であり古くから民間薬として利用され、十薬とも呼ばれる。日本の三大民間薬のひとつである。
▼薬効と使い方
化膿性のはれものに
とれたてに新鮮な生の葉を水洗いし、新聞紙のような紙で包んで火にあぶり、柔らかくなったら、はれものの大きさに折って患部に当て、絆創膏で止めておくと、膿を吸い出し、はれもひく。
利尿・便通・高血圧予防
乾燥した十薬、20~30gを煎じて飲む。
▼販売価格
250g 1,540円(込み)※令和7年3月現在の価格です。変動する可能性があります。
500g 3,180円(込み)※令和7年3月現在の価格です。変動する可能性があります。