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だいあん先生

管理人日記 5月25日(土)

▼内部被ばく
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日本原子力研究開発機構は25日、茨城県東海村のJ―PARCの原子核素粒子実験施設で、放射性物質が施設の外に漏れたと明らかにした。中にいた研究者ら少なくとも4人が内部被曝(ひばく)した。漏洩(ろうえい)は止まっており、拡大の恐れはないという。被曝した4人のうち、最大の被曝量は1・7ミリシーベルトという。原子力機構は外部に漏洩した放射性物質の量を調べている。 原子力機構や原子力規制委員会によると、放射能漏れがあったのは23日午前11時55分ごろ。陽子ビームを金にあて素粒子を発生させる実験をしていた。装置が誤作動を起こして陽子ビームは通常の400倍の出力になり、金が蒸発。放射性物質が漏れて研究者が吸い込んだ。現場には当時、研究者ら約30人がいたという。 施設の汚染は最大で1平方センチあたり約40ベクレル。現在、施設内を立ち入り禁止にしている。原子力機構は発生当時、外部への放射能漏れはないと考え、国に報告しなかった。J―PARCは大型の加速器を備えた素粒子などを調べる実験施設。
<朝日新聞>より

改めて思うことは、放射能が漏れて被ばくすることはニュースになることです。しかも、そのようなものを扱う施設ですから当然十分な知識を持った方々であり、またこのような事態もある程度覚悟していらっしゃる方々でしょう。

ところで、ここは福島県は郡山市はどうなのでしょうか?無用の被爆を半ば強制的にさせられている現実・・・。放射線管理区域でもなんでもないところに普通に放射性物質があり、目に見えない放射線がバンバン飛び交って住んでいる方全てが被ばくしている現実・・・。

少し前の話になりますが、郡山市を相手取って子供の疎開裁判が仙台高裁で争われていました。その判決では、「チェルノブイリ原発事故によって生じた健康被害,福島県県民健康管理調査の結果,現在の郡山市における空間線量率等によれば,子どもたちは,低線量の放射線に間断なく晒されており,これによる,その生命・身体・健康に対する被害の発生が危惧され,由々しい事態の進行が懸念される。この被ばくの危険は,これまでの除染作業の効果等に鑑みても,郡山市から転居しない限り容易に解放されない状態にある。」としながらも、仙台高裁はふくしま集団疎開裁判の原告側の申立てを却下する判決を言い渡しました。
出ていきたければ勝手に出ていけと言うことです。
そしてこの事実がほとんど報道されないテレビや新聞て・・・。

色々と考えるとホントやりきれなくなります・・・。